双姫 Ⅲ
『ここなら邪魔入らないよね。』
颯真を連れて来たのは屋上。
「校内周るんじゃ?」
まぁ、口実ですね!
「だって、あの二人が来るのは目に見えるしぃ?」
『流石、分かってるね。』
あの二人は絶対邪魔する。
言い切る自信がある!
「それで…話って?」
『『双姫』に会いたいんだよね?』
「え…そうだけど。」
『会わせてあげる。』
「えぇ!?『双姫』の知り合いなのか!?」
知り合いというか…母でーす!!