双姫 Ⅲ


ガララッ!


「おら~席付け野郎共!!」


朝っぱらからなんてチャラい…。


「あ?『双神』二人は…「「居ます!!!」」おぉ…。」


「な、なんで五分前に来たのに
門が閉まってんのぉ!?」


「親父が言ってたの…忘れてた。」


ガダンッ!


椅子に勢い良く座り込む亜蓮と蓮斗。


「うっわぁ〜汗だくだね?」


「朱羽、蒼月おはよぉー。

走って来たからねぇ。
もう、制服汗でベトベトぉ……。」


「後で体育着に着替えるか。」


「お前らギリ間に合ったから
名簿叩きは免除してやろう!!

おっし、HR始めっぞ〜。」


光ちゃんの名簿叩きってそんなに痛いのかな。

お母さんは見た事ないみたいだけど、
お父さんが「あれはヤバい…。」って言う位だもん。


< 265 / 520 >

この作品をシェア

pagetop