双姫 Ⅲ
「あ?まさかお前…。」
「察しが良いね。
蓮斗くんが思ってる通りだよ。」
バチバチと至近距離で睨み合う二人。
『ちょっと?
なんで険悪なモードになってるの!?』
「あ?もしかして分かんねぇのか…?」
え…何そのありえねぇ〜って顔は!
「無駄無駄ぁ〜!
おねぇちゃんはお母さん並に鈍感だから!!」
「朱音さんも鈍感なんだ?
しっかりしてそうだったけどな〜。」
「なんのなんの!
ちょぉ〜〜〜〜〜〜〜鈍感だから♪」
私って…そんなに鈍感だったの??