双姫 Ⅲ


光喜side


「野郎共〜並べ!
んでもって人数確認しろよ?」


数えんのダルいし。


「藤先ー!人数足りません!!」


ほぉ…俺様の授業をボイコットか?
この学校に勤めて初だな。


「余程、俺の名簿叩きをくらいたいらしいな。」


「あ!来ました!!」

「すげー全速力(笑)」


走って来る生徒を睨む。


「おらー!お前ら良い度胸してん…。」


『ごめん!光ちゃん…許して?』


ドキッ…


朱音に似た顔で懇願されてしまい、
不覚にもときめいてしまった。


「つ、次からは気を付けろよ…?」


『ありがとう!!』


違う、違うからな!
俺は朱音一筋だからなぁーーーーー!!!!!


光喜sideEND


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