双姫 Ⅲ



「蓮斗ぉ〜?お前良い度胸してんなぁ??」


「こ、光喜さん…何かの間違えです。」


名簿をチラつかせながら
徐々に蓮斗を追い詰める光ちゃん。


「入学生代表として受け取れい!!!!」


スパーンッ!!!


『うわ……。』


「きょ、強烈ぅ〜〜!!」


「父さんの言ってた通りだぁ〜…。」


「兄貴も言ってたけど、
「声も出ない」って位痛いって……。」


颯真の言葉を聞いて、蓮斗を見る。


「ッ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!」


頭抱えて痛みを耐えてる…。


『だ、大丈夫?』


「あ、頭が真っ二つに割れてねぇか?」


「割るわけねぇだろが。
俺もそこまで超人じゃねぇーよ。」


光ちゃん…真顔でツッコミ入れないで(笑)


< 283 / 520 >

この作品をシェア

pagetop