双姫 Ⅲ
「懲りたらサッサと測定しろ〜。」
ストップウォッチを持って、
光ちゃんはゴール地点に向かった。
「……痛てぇ…。」
『凄い音だったね。
たんこぶ出来てるんじゃない?』
「マジかよ…見てくんねぇ?」
蓮斗が頭を下げて見てくれと要求してきた。
恐る恐る頭に触れる。
うわっ……髪の毛フワフワ。
「腫れてっか?」
『え、あ…ちょっと待って!』
慌てて叩かれた所を触ると、
『あ、見事に腫れてる。』
プックリと腫れていた。
「これバレたら親父に馬鹿にされんな……。」
「言っちゃおーっと♪」
「おい!亜蓮…言ったらぶっ殺すからな!!」
必死に引き止める蓮斗でした((´∀`))ケラケラ