双姫 Ⅲ
直樹side
プルル…プルル……〈もしもし、直ちゃん?〉
「おう、久しぶりだな!!」
声を聞くのも懐かしい感じがする。
仕事ばっかで見るのはCM位だからな…。
〈中々連絡取れなくてごめんね?
でも、娘達が居るから寂しくないでしょ!!〉
「あぁ、賑やかになりそうだ。」
ある意味で…な?
頭の中で想像してる事を思い浮かべ、
思わずニヤけてるしまう。
〈それで?なんでいきなり電話して来たの??〉
「それはな?
来週ある文化祭と体育祭に来て欲しいんだよ。
妊娠してそーゆう行事に出れなかったろ?」
朱音はお腹が目立たない位までは
この高校に居たけど参加出来なかったんだ。