双姫 Ⅲ
「じゃあ、皆も連れて来いよ。
二日位なんとかなるだろ??」
〈皆って『双覇』全員って事?〉
「それと『神龍』メンバーな。」
うーん…っと考える朱音。
アイツらも忙しいだろーからな。
〈分かった、聞いてみるね!〉
「おう、待ってる。」
電話を終了させ、椅子に深く座る。
「さぁーてと、
朱羽達には口止めしとかないとな。」
言っちまったら来ないだろーし。
他の奴らは面白がって来るかもだけど、
狙いは朱音に過ごせなかった
高校生活を思い出させる為だ!!
「早く来週になんねぇーかな♪」
グラウンドで走る生徒達を眺め、
ウキウキしながら仕事に取り掛かった。
直樹sideEND