双姫 Ⅲ
「わぁー!何あの集団!!」
「あの二人めっちゃ美人!
てか、Cielにソックリ!!!」
「周りの人達も『双神』じゃん!
一人知らないけどあの人もカッコいい♡」
「それに衣装がまた似合ってる!!」
ガヤガヤと周りが騒ぎ始めた。
『なんかいきなり騒がしくなったけど。』
「お前ら二人がCielに似てるってさ。
朱音さんがモデルの時に使う名前だよな?」
『本名だったら会社にも
ファンと記者が押し寄せそうだからって理由で
偽名使ってるみたい。』
偽名に妹の名前なんて本当に仲良いんだ。
「にしても、お前の衣装ってエロいな。」
『ど、どこ見てんのよ!変態!!!』
ドカッ!!
「ダッ!!」
胸元を隠して蓮斗の足に蹴りを入れた。