双姫 Ⅲ


蒼月side


「蓮斗気付いてるかなぁ〜?
あれじゃあ付き人なんだけどなぁ〜(笑)」


「王子様が普通するんだけどね♪
颯真、ドンマイ!!」


「何が「ドンマイ!」なんだよ。
好きで王子様になったんじゃない。」


「グズグズしてるから
おねぇちゃんと蓮斗のデートみたい♪」


むふふ♪イジケてる♪♪


「……奪還して来る。」


「いってらぁ〜♪」


恥ずかしそうにしながらも、
おねぇちゃんを目指して走って行った。


「蒼月はどっちを応援してるの〜?」


「ん〜とね?
どっちも応援してるよーでしてないかなぁ??」


言った事が分からないのか、
亜蓮は?マークが頭にいっぱい浮かんでる。


「蒼月のおねぇちゃんだから♪」


「…手強いのは朱羽じゃなくて蒼月かもなぁ。
蓮斗が苦労しそぉ〜!!」


蒼月が認めないとお付き合いさせないからね!


蒼月sideEND


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