双姫 Ⅲ


朱音side


「ところで、直ちゃん。
頼んでおいた例の物は??」


「お、ちゃんと持って来たぞ!ほらよ!!」


ドサりと手渡された大量の資料。


「こんなに覚えられるのか?」


「大丈夫、死ぬ気で詰め込むからね!!」


昔から記憶力は良かったから♪


『お母さん、それって何?』


朱羽達が不思議そうに見ている。


「それは、この学校に通う生徒の顔と名前が
記されている資料だ。

朱音はそれを全部記憶するんだ。」


「てな訳よ♪」


大事な大事な娘だもの。
そんな娘に悪さする輩は叩き潰すわよ!!


朱音sideEND


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