双姫 Ⅲ
『う……あん…に……ん……?』
ダルい瞼を無理矢理開く。
「ん?朱羽、起きたのか。」
あれ?幻でも見てるのかな……。
なんで、蓮斗が……?
ガバッ!!
『蓮斗!?』
「おわ!いきなり起きんな!!」
『なんで……りお…?』
あれぇ〜?クラクラするぅ……。
「まだ熱あんだから大人しく寝とけよ。
蒼月の方は下がったみたいだけどな?
もう少ししたら下がるから横になっとけ。」
『うん……。』
蓮斗の言う通りにまたベッドに身体を沈める。
「あ!朱羽は起きたんだぁ♪」
『亜蓮……。』
二人共学校は?