双姫 Ⅲ
「おー久しぶりですね。
元雇い主さん??」
「お前は!」
「俺の左腕こんなにしてくれてよ…。
まぁ、お前のおかげで類に会えたんだから
一応感謝してるけどな。」
翠叔父さん…なんて前向きなんだろう。
「息子に聞いたわ。
私の娘を襲ったそうですね?」
「あ、あれは朱音さんだと!」
「まぁ、私を襲う前提だったのですか?
それは列記とした犯罪ですよ??
そんな貴方に私から囁かな贈り物です。」
その言葉で現れたのは、
「署まで同行して貰います。」
複数の警察官だった。
「また優雅な刑務所暮らしをお過ごし下さい。」
冷笑を浮かべ、ストーカー男を見送った。