双姫 Ⅲ
蓮斗side
「る、類さん!頭上げて下さい!!」
「娘を守ってくれたんだ。
これ位当たり前だろ?」
サラッと頭を下げられるこの人は
本当にカッコいい。
「私からもありがとう。
亜蓮は蒼月に付いててくれたのよね?
二人共、本当にありがとう。」
憧れの二人に頭をお礼を言われるなんて、
なんか照れる。
「これから何があっても守ります。」
「お任せ下さい〜♪」
「あぁ、よろしく頼む。」
「頼もしいわね。」
『なんでそーなるの!?』
「あはは〜(笑)」
ピクッ…
『……蓮斗?』
「……いや、なんでもない。」
一瞬、
視線を感じた気がしたが気のせいか?
蓮斗sideEND