双姫 Ⅲ
『あ!学校!!』
忘れてた!
「ち、遅刻しちゃうぅ〜!!!」
「こんな事になるだろうと思って、
車を用意したから乗って行きなさい。」
後ろから見覚えのある車が向かって来る。
『ありがと!』
「行ってきまぁ〜す♪」
「「ありがとうごさいます!」」
お母さん達に見送られ学校に向かう途中、
車内でさっきの出来事を話して盛り上がった。
でも、これから更に災難に遭うなんて
この時の私は予想していなかった。