双姫 Ⅲ


『あ!学校!!』


忘れてた!


「ち、遅刻しちゃうぅ〜!!!」


「こんな事になるだろうと思って、
車を用意したから乗って行きなさい。」


後ろから見覚えのある車が向かって来る。


『ありがと!』


「行ってきまぁ〜す♪」


「「ありがとうごさいます!」」


お母さん達に見送られ学校に向かう途中、
車内でさっきの出来事を話して盛り上がった。

でも、これから更に災難に遭うなんて
この時の私は予想していなかった。


< 392 / 520 >

この作品をシェア

pagetop