双姫 Ⅲ


『蓮斗、代わって。』


蓮斗からスマホを取る。


『お父さん?
知念がお父さんと…「な、なんでもないです!」』


ちょっと、人の携帯乱暴に扱わないでよ。


〈俺と…なんだ?〉


「い、いえ!
類さんとは知らず、
生意気な事言ってすみませんでしたー!!」


〈……俺の娘をあまり虐めてくれるなよ。
もし、何かしたら覚悟しとけ。〉


「は、はいッ!!」


〈じゃあな。〉


ブツ!ツー…ツー…ツー……


真っ青のまま電話を返された。


『お父さんをオジサンって言うの止めてね?』


「自慢のお父さんなんだからねぇ!!」


ざまーみろ!!( ´∀`)フハハハハ


< 407 / 520 >

この作品をシェア

pagetop