双姫 Ⅲ
『で…自己紹介の次は何ー!?』
ドッドッドッ……!
内臓に響くし、うるさいんですけど!
「これからドライブ行くぞ!!」
『なんでバイクでぇー!?』
「運転して貰う車でドライブしても
つまんねぇーだろーが!!!」
そーなの…?
私、バイク乗んないから分からない(焦)
「朱羽が乗んないなら私が乗っちゃお〜♪」
私の横をすり抜け、蓮斗の後ろに乗ったのは
「あ!?なんで真綺が乗んだよ!!」
「良いじゃーん。
前はもっと乗せてくれてたでしょ?」
「あーもう…我儘だな。
朱羽!悪ぃけど碧か知念に乗せて貰ってくれ。」
『え?あ、うん……。』
「なんで俺の名前が無いんだ。」
「湊のは絶対乗るな!
お前らいつもの所に集合な!!」
蓮斗はそう言って、
真綺と共にバイクを発進させた。