双姫 Ⅲ
朱音side
「なんで『飯嶌組』が!
同盟はどうなってるんだ!!」
「俺が知るか。」
「とりあえず、落ち着け!
こーゆう時こそ冷静を保つんだ。」
翠にぃ、類、紘にぃが『飯嶌組』の事で
急遽、集会を開いた。
「………………。」
今迄保たれていた結びが急に解れるなんて……。
ブッー!ブッー!!
こんな大変な時に誰よ!
そう思いながらスマホの画面を見て、
思考が止まる。
午前 9:00全ての始まりとなった場所で待つ。
「……成程ね。」
ブッー!ブッー!!
今度は電話。
『もしもし、久しぶりね。
……え?じゃあ、今から言う所に来てくれる?』
久しぶりに会う知人に場所を伝え、
電話を切る。
蒼空…私の闘いは終わってなかったみたい。
朱音sideEND