双姫 Ⅲ


バキッ!


「皆は鈍ってないねぇ!」


まぁ、類と紘にぃは現役だから当たり前か(笑)


「たまに集まって、
僕は芦基師匠と組手してるよぉ〜♪」


「朱音!燐くんさぁ!
強くなってるから組手してみてねぇ〜!!」


え、嫌だ←即答
だって、燐の喧嘩の仕方が芦基ソックリだから。


「やなこったー!」


そして、一番気になったのが。


「真白!」


「何〜♪」


ドサッ!!


可愛い顔して振り向く
真白の側には男が転がっている。


「なんでここに居るの!
また玲に教えてもらったなー!!??」


「だって、玲が「役に立つ」って♡」


「玲も真白に教えんなっつーの!」


ドカ!


やっぱ弱っちい!鈍ってても楽チン楽チン♪


「『夜菊組』の組長さん?

そんなとこに逃げてないで降りて来なさい。
下っ端に守られて恥ずかしくないの?」


類に撃たれた手が痛むのか
押さえながら男は立ち上がる。


服、ダサッ!!


「黙れ!娘を殺されたいのか…!?」


男は拳銃を拾い、
今度は銃口を朱羽と蒼月に向けた。


朱音sideEND


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