双姫 Ⅲ

｢こらぁ！暗い顔しなーい！！｣


ﾋﾞｼｯ！


｢イダッ！！｣


デコピンをされた…地味に痛い。


｢おねぇちゃんが『約束』の事で
思い悩んでたのは知ってたよん♪

蒼空が｢生きて｣って言っても
悩むなんて真面目だなぁ〜……。｣


｢当たり前でしょ！大切な妹の事なんだから。｣


ハッキリ言うと少し照れくさそうに笑う蒼空。


｢えへへ/////

でもね、おねぇちゃん。
もうその事で悩まなくて済むのだ♪｣


｢え？｣


どこか誇らしげに見えるのは気のせい？


｢もぉ〜大変だったんだよ？

違反しまくったから神様にゴマすったり、
色々頑張ったんだからねぇ！！｣


い、いまいち意味が分からないんですけど？


｢待ちきれなくて言いに来たんだ♪
あ、この事はちゃーんと承諾貰ったよぉ〜！

……おねぇちゃん、蒼空が会いに行くから！｣


｢え……？｣


会いに？