双姫 Ⅲ
「え、えぇ?」
「どうなのかなぁ?
蒼月が「別れる」って言っても逃がさないよ??」
『うわぁ〜……怖っ!』
「亜蓮じゃなくて俺で良かったろ?
だから、付き合おう。」
サラッと告るな!!
「お前らいい加減に…「オギャー!」ッ!?」
廊下にまで聞こえる元気な産声。
『う、産まれたぁーーー!!!』
新しく産まれた命。
「朱音!」
「類…抱いてあげて?」
天空の時に見た事があるけど、
赤ちゃんって本当に小さい!!
『可愛い〜♡』
「蒼空達が守るからねぇ〜♪」
新たに産まれた私達の妹。
名前はもちろん『蒼空』と名付けられた。