双姫 Ⅲ


『……ん?』


さっきから手に何か落ちる感触がある。


『ギャッ!!』


「お、お母さん!手!血出てるぅ~(涙)」


「あら、忘れてた。」


んな、ケロっと答えないの!!


「全く、朱音は…神田、頼む。」


「はいよ〜!救急箱かっぱらって来たよ♪」


「真白…お願いだからウロウロしないで。
まだ残ってたらどーすんの。」


「大丈夫大丈夫♡」


この人も暢気だ…。


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