双姫 Ⅲ


「蒼月ちゃん、やるぅ〜♪
さっすが朱音の娘だから飲み込みが早い♪♪」


「師匠ぉ〜…。
それって僕が飲み込み悪いって事ですかぁ?」


櫻坂さんがイジけてる。
顔が童顔のせいなのか可愛く見える✧*°


「朱羽と蒼月は特別だからねぇ♪」


『……特別?』


バタバタと倒し、耳を傾ける余裕が出来た。


「なんたって『双姫』の娘だからな。
それだけで特別なんだよ。」


「紘にぃ!
人を買いかぶるのもいい加減にして!!」


ゲシッ!


「どぉわ!?朱音!俺は味方だろーが!!」


「あれぇ〜?そうだった??
私って視力低下したのかな?」


バキバキと関節を鳴らす時点で怖い!!


「本当の事だろ!
実際、俺より断然強ぇんだからよ!!」


「昔の話でしょ!
今は真面目に働いて、初めて復帰したんだから!」


『の割には高いヒール履いて、
そんなに動けるなんて…。』


「お母さん、最強ぉ〜♡」


私だったら転ぶね(笑)


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