双姫 Ⅲ


天空side


「おぉ〜……。」


皆さん、初めまして!僕は天空って言います。

まだ小学生の僕は物陰に隠れて見てる。


「父さんの言った通り、母さん強いなぁ。」


父さんと一緒に喧嘩する母さんは
一際輝いて見えるのは僕だけかな。

ううん、父さんだって輝いて見える。


「僕もいつか…「僕ちゃんお一人かなぁ〜?」」


グイッ!


「うわ!?」


突然、身体が地面から遠ざかった。


「おい!このガキ殺されたくなかったら
全員大人しくしやがれ!!!!」


僕より大きな男が僕の喉元に刃物を当てた。


天空sideEND


< 94 / 520 >

この作品をシェア

pagetop