双姫 Ⅲ
天空side
「おぉ〜……。」
皆さん、初めまして!僕は天空って言います。
まだ小学生の僕は物陰に隠れて見てる。
「父さんの言った通り、母さん強いなぁ。」
父さんと一緒に喧嘩する母さんは
一際輝いて見えるのは僕だけかな。
ううん、父さんだって輝いて見える。
「僕もいつか…「僕ちゃんお一人かなぁ〜?」」
グイッ!
「うわ!?」
突然、身体が地面から遠ざかった。
「おい!このガキ殺されたくなかったら
全員大人しくしやがれ!!!!」
僕より大きな男が僕の喉元に刃物を当てた。
天空sideEND