好きの音が空に響くとき

「潤!早いじゃない」

「先輩を待たせるわけにはいきませんから」

待ち合わせの時間五分前に着いたらもう潤はいた

「じゃあ行きますか?」

「うん」

日曜日流石に人が多い

「ちょ・・・潤!」

あたしは歩くのが遅いおまけにこの人混み

潤と少しずつ距離が開く

「先輩!」

「あ・・・」

潤があたしの手をつかんで

「すいません、気づかなくて」

「ううん」

潤はあたしより結構背に差がある

あたしはギリギリ150あるかというとこ

潤も高い方じゃないけど160くらいはある

「どこへいくの?」

「つくまでのお楽しみで」
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