好きの音が空に響くとき
「よく見ると可愛いじゃん」
「いや!離して!」
男の人の力にかなうわけもなくひと気のないところへ
「潤とはもうしたんだろ?」
「離して!」
「ん?指輪、もしかして潤のやつが」
「駄目!触らないで」
「婚約指輪のつもりかよ」
指輪をとられ
「返して!それは大切なものなんだから」
「こんなもんがか?笑える」
「返して!返して」
いくら背伸びしても届かない高さに指輪はあって
「面白いよお前」
「そんなに返して欲しけりゃかえしてやるよ」
次の瞬間指輪は空高く投げ出された
「あ!」
「あーあてが滑った悪ぃじゃあ俺行くわ」
「そんな・・・」
急いで草むらへ
「おいおい探す気かよ」
「どこどこ」