問題児なキミと秘密の恋
4月
「おはよ、」
振り向くと心がギュッてなって、苦しくて。
でも、嬉しくて....。
「お、おはようございます」
返事すると、ニカーッと意地悪な笑みを浮かべて私の頭をポンポンと叩いてきた。
「なっ、やめてください!」
「いーだろ、チビなんだし」
睨む私にそう言うと、校内に向かった先輩。
「もうっ....!」
頭を押さえながら怒るけど....、
ほんとはすごい嬉しいんだ。
すごい、好きなんだ。
でも今にも溢れそうな想いを、
すぐにでも伝えてしまいそうで怖い____。