初恋は叶わない
私と修ちゃんの前に、1つずつパフェが置かれる。
それと、修ちゃんにはコーヒーが。
修ちゃんは、店員さんが伝票を置いて去ってくなり、
パフェを私の方に押しやってきた。
「俺って、こういうの、好きそうに見えんのかな?」
「そんなにイヤがらなくても。
最近スイーツ好きな男の人、多いからじゃない?」
「スイーツねぇ」
そう言って無造作にイチゴを1つ、手でつまんで口に放り込んだ。
「ああっ!!ズルイっ!!」
「声デカイって!恥かしいだろー」
失敗。
今、もうちょっとで立ち上がるとこだった。
「心配しなくてもまだあるから」
半分にカットされてもまだ大きいイチゴを1つ、
グサリ、フォークで突き刺すと、修ちゃんが
「ほれ」
と口元にずいっと差し出してきた。
ん?これは、口を開けるべきなの?
それともフォークを受け取るべきなの?
固まったままで、イチゴをじっと見つめていると、
「早く口開けろって!じゃないと俺が食べる…」
「あーっ!」
また食べられちゃう!
咄嗟に、大きく開けた口に、無理やりイチゴをねじ込まれ、
おまけに口の端に生クリームがいっぱい…!
それと、修ちゃんにはコーヒーが。
修ちゃんは、店員さんが伝票を置いて去ってくなり、
パフェを私の方に押しやってきた。
「俺って、こういうの、好きそうに見えんのかな?」
「そんなにイヤがらなくても。
最近スイーツ好きな男の人、多いからじゃない?」
「スイーツねぇ」
そう言って無造作にイチゴを1つ、手でつまんで口に放り込んだ。
「ああっ!!ズルイっ!!」
「声デカイって!恥かしいだろー」
失敗。
今、もうちょっとで立ち上がるとこだった。
「心配しなくてもまだあるから」
半分にカットされてもまだ大きいイチゴを1つ、
グサリ、フォークで突き刺すと、修ちゃんが
「ほれ」
と口元にずいっと差し出してきた。
ん?これは、口を開けるべきなの?
それともフォークを受け取るべきなの?
固まったままで、イチゴをじっと見つめていると、
「早く口開けろって!じゃないと俺が食べる…」
「あーっ!」
また食べられちゃう!
咄嗟に、大きく開けた口に、無理やりイチゴをねじ込まれ、
おまけに口の端に生クリームがいっぱい…!