座敷わらし【完結】


ブフッと時々笑いを漏らしながら階段を上がる。




「行ったな?」

「行ったよ兄ちゃん。」



その背後でやり取りされていた会話を私は聞いているはずもなかった。








甘かった。私が甘かった。

ここは日本トップ。こんなライトなセキュリティな訳がない。




「雅人さんですか?こちら門番の西 湊大(にし そうた)です。およそ1分前正面玄関から差出人 青羽 という手紙を持った女が……」





だってあんなにレインボー押しで 虹 なんて名字聞かされたら信じちゃうでしょ?

こんなにぴったりな名字は無い!って……

だから普通に信じたのでごわすorz

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