座敷わらし【完結】

助けを呼んだのは陽向だ。

私のお兄ちゃんみたいな人。

大切な人。頼れる人。



「遅くなって悪かった。」

「ホントだよ……遅すぎ」

「ごめん」


「おい、俺を無視してんじゃねぇぞ!誰だお前!」


「陽向、帰ろう?」

「あぁ。車持ってこさせてるから。外で待てるか?バイクキツいだろ?」

「うん。ありがとう」
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