秀才少女×天才(?)少年
秀才少女の一日。
...春。


それは私にとって嫌な季節。


だって、今日は入学式。


...仲の良い人なんてほんの1握りなのに、私だけ違ったら。


なんて考えるとため息しか出ない。


「はぁ...って、いけないよね。ポジティブに...」


私は割と近い学校につき、受付をした。



家族なんて、来るはずもない。


私の家族は母親しかいない。


母は当然仕事、私の事なんて見るはずもないから。


「皐郁さんは、1年2組...ですね」


「あ、ありがとうございます」


そして私は真新しい上靴をはいて、教室へと向かった。




どうか、仲の良い人がいますように。

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