mermaid princess~人魚姫の恋~
「日除け。俺ので悪いけど、その格好に合ってるから」
「ありがとう」
「ちょっとデカいけど、そこはガマンな…」
小さくして、これだからさ。と海斗くん。
ニッコリ笑って、そのまま私の頭をポンと軽く叩く。
「行こうか」
「うん」
「まずは右側から行って見る?」
「海斗くんにお任せします」
「任されました」
お互い顔を見合わせて笑顔。
そしてゆっくり歩き出した。