金髪碧眼王子様!?
エスカレート
「…あんたさぁ、どうやって取り入ったのよ!身体使ったわけ?」
「あー、そういうことだったんだ?」
「まわしちゃおうよ。」
まわすって…はぁ?
ふざけんな、ふざけんなよ。
「本当にやっちゃっていいの?」
「いいのいいの、あと頼んだわよ。」
女子グループのリーダーらしき人が電話をし、それからすぐに3人の男がやってきた。
…これは、本当にまずい。
さすがの私も3人相手に戦えない。
私は胸元のネックレスをまた、握りしめた。
「…諦めるのはまだ早いだろ、何勝手に諦めようとしてんだよ…か。」
そうだったね。
ずっとそうだったもんね。
蓮、私ちょっと1人で暴れちゃうよ。
早く来ないあんたが悪いんだからね。
「…さぁて、嬢ちゃん、あんたに恨みはねぇんだけど、最近俺ら溜まってんだよね。相手してよ。」
そう言って、近づいてくる男達。
誰か1人でも一瞬離脱させられれば良い。
本当はこんなやり方、好きじゃないけど、こんな奴らにやり方なんで選んでらんないでしょ。