金髪碧眼王子様!?
「…っ、このアマ!」
いける。
砂を投げつけ、見事、1人の男の目に入った。
油断している隙に1人、首の後ろを狙って気絶させる。
これであと2人…。
血相を変えて、鬼のような面持ちで、殴りかかってくる。
拳を受け流し、脚を掛け寝かせる。
それから私の背後を取ろうとした男に回し蹴りを食らわす。
「私は、あんたらが思ってるほど弱くねぇんだよ。」
あんたらみたいなクズとは、潜ってきた場数が違う。
あんたらみたいなクズに負けてたまるかっつうの。
起き上がってきた男に再度蹴りを入れる。
蓮。
これでよかった?
私、あんたがいなくても戦えたよ。
「…っ!」
激しく動いたせいで背中が酷く痛んだ。
もしかしたら、傷が開いたかもしれない。
そう思い服の下から背中に手を当てる。
「…保健室行こう。」