ドSな生徒会長に捕まりました
当然私は震え声。
「じゃ、よろしくー」
のんきに一言残し、またさっさと自分のお仕事へと戻る。
ちょっとイラつきながら、ためしにどっこらしょとダンボールを持ち上げて。
「お、重……っ」
こんの、腹黒っ……!
これだけ重いのに、かよわい女の子に持たせようって言うの?
ふと視線を感じ、生徒会長が座っている場所をちらりと盗み見ると、
案の定じとっと「もちろんやるって言ったよね?」という目で睨まれていた。