ドSな生徒会長に捕まりました
前は見えないので、横から顔を出し、よろけながら進む。
「おっとと……」
小さく声をもらしつつ、階段に差し掛かった。
さすがにこんな重いもの、4階まで運べるはずがないわけで。
仕方ない、ここは小分け作戦で行くか……。
んー、でも、こんだけあるのに、いちいち下りてこないといけないってのも、
めんどくさいしなぁ。
一人でもんもんと悩みながら、ダンボールをしかめっ面で見下ろす。