今夜、君にラブロマンスをささげよう。
「あの、あのっ、二人っきりになりたいです」
落ち着いてロップちゃんと話せる場所にっ!!
わたしが言った言葉に、周囲はいっそうざわめいた。
なんだかすっごく誤解(ごかい)されているような気がする。
でもこれしか言いようがないから仕方ない。
「じゃあ、生徒会室に行こうか」
わたしのおかしな態度に何かあると考えたのか、志月さんは眉根ひとつ動かさない。
大きく頷くと昨日と同じくスタッフの人におにぎりとお茶をもらって、生徒会室へ行くことにした。