今夜、君にラブロマンスをささげよう。
高校生になって、せっかくお世話になったお義姉さんをわたしから解放させてあげられると思ったのに……。
だからこうして寮の設備もあるこの学園に入学したのに……。
もう誰にも迷惑はかけずに一人で頑張ろうって決めたのにーー。
結局はこうやって誰かに迷惑をかけて過ごしている。
わたしはいったいどうしたら迷惑をかけずに過ごせるのだろう。
本当に、いつもそう思う。
「……ごめんなさい」