今夜、君にラブロマンスをささげよう。
call**side:碧
☆
「手を上げなかったのは立派だが、その気がないなら伊万里に近づくな」
1年生の七瀬 伊万里さんと付き合うことになった翌日。
昼休みの最中に、俺は同学年のC組に在籍している枇々木 亜聡に呼び出された。
ここは裏庭。
あまり人通りもなく、ただただ並木道が続いている寂しい場所でもある。
「それは恋人としての忠告か?」
「違う! 伊万里は俺にとって妹のようなものだ」
俺が尋ねると、彼は直ぐさま首を横に振った。
「手を上げなかったのは立派だが、その気がないなら伊万里に近づくな」
1年生の七瀬 伊万里さんと付き合うことになった翌日。
昼休みの最中に、俺は同学年のC組に在籍している枇々木 亜聡に呼び出された。
ここは裏庭。
あまり人通りもなく、ただただ並木道が続いている寂しい場所でもある。
「それは恋人としての忠告か?」
「違う! 伊万里は俺にとって妹のようなものだ」
俺が尋ねると、彼は直ぐさま首を横に振った。