ふたりの日常。~冬の夜~
飴色玉ねぎ増量計画
少し歩いて、わたしのアパートの前に着いた。

「上がってく?」
何気なく聞いたら、啓介は一瞬変な顔をした。

「明日香さ、他の男にもそんなこと言ってないよな?」

はい?!他の男って、なんのこと。
意味が分からず、パチパチまばたきをしていたら、啓介は、何でもない、と首を振った。

「明日早いから帰るよ」
「うん分かった。気を付けてね」

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