flower~俺様ヤクザに愛された女~
アパートから出て何時間走ったことだろうか。

左手首に付けている腕時計を見ると夜中の0時をさしていた。

10月になると流石に夜中は、肌寒い。

足元に目を向けると、靴を履いてないことに気付く。

「どんだけ…逃げるのに夢中だったんだろう」

自分自身に乾いた笑いが出てくる。

もう、疲れたなぁーと思いボーット歩いていると

ビューン!!

一台の車が目の前を通って驚いて転んだ。

その車は、私が転んだのを分かったらしく遠くの方で止まった。
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