毒舌男子と住みましょう?



また睨まれた。

勘弁してくれー。私は男の人に睨まれるのは慣れてないんだ。



「ともかく、こういうことがもしまたあったら、今度は本気で警察呼びますから」

「……火に油を注ぐようだけど、なんで今回は見逃してくれたんでしょうか……?」



恐る恐るそう聞くと、霧島くんはちょっと顔を逸らして、



「……あなたの作ったハンバーグに免じたんです」

「……気に入って頂けたようで、何よりです」


< 65 / 183 >

この作品をシェア

pagetop