毒舌男子と住みましょう?



「ところで、桜こんなところで何してんのー? ここ、食料品売り場じゃないけど」

「ああ、ちょっと野暮用でね」


私が食料品売り場以外にいたらおかしいか?


いやまあ、確かに場所忘れるぐらいには行かないけど。


「……ふーん。その野暮用って、もしかしてそこの、イケメンなお兄さんのことだったりしちゃう?」

「ま、そんなとこ」


適当にそう返すと、美月は何かを理解したという顔で、うんうんと頷いて。


「いやー。それにしてもまさか、桜が男の人とお付き合いするなんて。世の中何が起こるか、分からないもんだねー!」


……は?



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