毒舌男子と住みましょう?

居候男子と会いましょう?





翌日の昼間、私は近くのスーパーへと買い物に来ていた。


冷蔵庫の中身が空っぽだったし、何より今日来るらしいお客さんの為に、料理を作らなければならなかったからだ。


「えーと……ピーマン、牛挽き、人参と……白菜も買おうかな」


こう見えて料理は得意だ。

料理だけじゃない。家事は一通りソツなくこなせるし、得意でもある。


お父さんはしょっちゅう海外出張に行って家を留守にするし、母さんは早くに亡くなった。


自分のことを自分で出来るようになったのは、ある意味必然と言っていい。

< 9 / 183 >

この作品をシェア

pagetop