私を離さないで見つめて
禁止
気持ち落ち込んでいても容赦ない父は・・・またも金を要求してきた。私の通帳を取り上げているにも関わらず、父の言い分ははした金だそうです。汗水ながして働いたのに・・
今住んでいるのは、会社の寮だから給料から差し引き
極力飲み会には行かないようにしても、私だって年頃欲しいものすら買えないって、働いている意味もない
で会社では禁止している
複職でなんとか補っている
夜の歓楽街でホステスとして
気が紛れるからいい
今まで社員に出くわす事がなかった。
「「いらっしゃいませ」」
私は・・・繭
別人になれるか、ストレス発散しているのに
よりによって見つかるとは、思わなかった。
「繭、ご指名、粗相のないように」
「いらっしゃいませ、繭です」て顔あげたら・・・・いや、冷や汗が出てきた。よりによって副社長?
「君どこかであったよな?」
「いいえ、人違いでは?」
じーっと見つめられていた。
見つめても・・・・・
ママさんに呼ばれて席をたち
奥へ引っ込んだ。
ママと副社長は何やら話していた。