私を離さないで見つめて


「ひさしぶりに副社長を見た・・・やっぱり優しい王子さま」


「私、声かけられた」

あちこちで
もりあがっている女子社員


「でも彼女いるって噂あるよ」


「それは、違うんだって・・・壁ドンして君の方がかわいいよって」


あぁまた被害者が出た。
なんで見た目でみんな盛り上がる?
そう考えていたら
遠くから聞こえる

「ま~いさ~ん・・・・」て
手をふりながら近づいて来た


「麻衣さん、今日も美しい、夜あけておいて、食事に行こうね麻衣ちゃん」


「どうしようか?良祐さんまた新人に壁ドンしたわよね・・・」睨み付けたら

「俺は麻衣さんだけだよ・・・拗ねないで、俺を見つめて・・・ほらいつもの・・・・」


「秘書さ~ん・・・・・」


いるのか?
逃げ延びたのに・・・

「また 逃げ延びたの?夜なしにしようかな?」


「俺・・・・頑張って来ます、いつものところで待っていてください連絡します」


あれから、良祐の携帯奪って、私の電話番号とLINEとアドレスを強制に登録した。


こうもしなければ、いつまでも連絡できないから・・・


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