フラワーガーデンへようこそ〜優しい愛をあなたに〜
それから数日間は、2人は会うことはなかった。かすみは、薫から貰ったキンセンカを大事に手入れした。
あまりに大事に手入れするものだから、父は、かすみに聞いた。それどうした?と。かすみは、貰ったの。と、嬉しそうに言うので、父は首をかしげつつ、ふーんと返した。
…そして迎えた打ち合わせ当日。かすみは打ち合わせルームで、書類の整理をしていた。
そこへ、悠人が入ってきた。今回が、2人で担当する最後のお客様だった。次からは、かすみ一人で担当する事になっている。
「…書類の整理は出来たのか?」
「…はい」
「…なんだか嬉しそうだな」
「そうですか??」
悠人の言葉にかすみはそうかなあと、思う。
「…遠藤」
「…はい?」
「…西園さんのこと、好きだろ」
「なっ⁉︎何ですか、藪から棒に」
動揺を隠しきれないかすみを見て、悠人は困惑気味に微笑む。
「…図星か」
「…」
「お前って、分かりやすい」
「…チーフ、あの」
「…それでも諦めないから」
「…⁈」
「そんなに簡単に諦められるような、軽い気持ちじゃないから」
「チー「…失礼します」
「「…」」
そこへタイミング良く、薫がノックして入って来てしまった。
あまりに大事に手入れするものだから、父は、かすみに聞いた。それどうした?と。かすみは、貰ったの。と、嬉しそうに言うので、父は首をかしげつつ、ふーんと返した。
…そして迎えた打ち合わせ当日。かすみは打ち合わせルームで、書類の整理をしていた。
そこへ、悠人が入ってきた。今回が、2人で担当する最後のお客様だった。次からは、かすみ一人で担当する事になっている。
「…書類の整理は出来たのか?」
「…はい」
「…なんだか嬉しそうだな」
「そうですか??」
悠人の言葉にかすみはそうかなあと、思う。
「…遠藤」
「…はい?」
「…西園さんのこと、好きだろ」
「なっ⁉︎何ですか、藪から棒に」
動揺を隠しきれないかすみを見て、悠人は困惑気味に微笑む。
「…図星か」
「…」
「お前って、分かりやすい」
「…チーフ、あの」
「…それでも諦めないから」
「…⁈」
「そんなに簡単に諦められるような、軽い気持ちじゃないから」
「チー「…失礼します」
「「…」」
そこへタイミング良く、薫がノックして入って来てしまった。