【短】大型犬系暴君
大型犬系暴君
日本の47ある都道府県の、どこかにあるとある高校。
――――スパーーン!
「潮!!数学の教科書貸せっ!!」
その高校の2年B組の教室の引き戸がやけに大きく開けられた瞬間、和やかに会話していた皆が一気に静まり返った。
「……」
「………」
石化した生徒達は引き戸を恨みでもあんのかって位豪快に開け放った人物にゆっくりと目線を移し、そのまま今度は自分の席で読書をしていた私を見る。
教室にいる人全員から注目された私は、重いため息を1つついてから机の中を漁った。
えっと、数学の教科書……あっ、あった。
――――スパーーン!
「潮!!数学の教科書貸せっ!!」
その高校の2年B組の教室の引き戸がやけに大きく開けられた瞬間、和やかに会話していた皆が一気に静まり返った。
「……」
「………」
石化した生徒達は引き戸を恨みでもあんのかって位豪快に開け放った人物にゆっくりと目線を移し、そのまま今度は自分の席で読書をしていた私を見る。
教室にいる人全員から注目された私は、重いため息を1つついてから机の中を漁った。
えっと、数学の教科書……あっ、あった。
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