【短】大型犬系暴君
左京が言っている“理性”の意味が分からずに首を傾げると、左京はイラだった様に再び私に唇を押しつけた。


唇同士に始まって、オデコにこめかみ、ホッペに耳たぶ。


「んっ……やっ………」


首筋にキスされた瞬間、思わず体がピクリと体が揺れてしまった。


ヤ…バイ。


これは色々とヤバイ!!


「相変わらず首、よえぇんだな、潮」


頭を肩の方に傾けて首をガードすると、左京の表情が変わった。


皆の前では仏頂面、2人っきりだとやや幼め。


だけど今は――――…ニヤニヤと意地悪感たっぷりの笑顔。


「カワイイ……」
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