ようこそ、World Peaceへ
依頼No1
駅から徒歩8分、
駅前の商店街を抜けて更に小道に入った雑居ビルの4階にある小さな事務所。
家事・育児に経営アドバイザーに告白代行まで。
なんでもござれな便利屋がひっそりと佇んでいる。
「すみません。こちら便利屋さん、ですか?」
事務所の扉がキィと音を鳴らしながらゆっくり開くと、女性が不安そうな顔をして入ってきた。
パソコンに向かって書類整理をしている手を止めてニッコリと笑顔を作ると女性のその不安そうな顔が少し綻んだ。
「ようこそ、いらっしゃいませ。便利屋、World Peaceへ」
「わたし、初めてこういうとこに来たのでよくわからなくて……」
女性の年齢は20代半ばっていうとこかな?
私と同い年くらいの彼女は明るいクリームブラウンの髪を緩やかに靡かせとても綺麗な顔立ちをしていた。
「あの……所長さんはいらっしゃいますか?」
「所長ですか?申し訳ございません。所長の三木はただいま外出しております。よろしければ私の方で依頼内容をお伺い致しますが」
うちのボスである三木さんの不在と伝えると途端に残念そうな顔をした彼女。
駅前の商店街を抜けて更に小道に入った雑居ビルの4階にある小さな事務所。
家事・育児に経営アドバイザーに告白代行まで。
なんでもござれな便利屋がひっそりと佇んでいる。
「すみません。こちら便利屋さん、ですか?」
事務所の扉がキィと音を鳴らしながらゆっくり開くと、女性が不安そうな顔をして入ってきた。
パソコンに向かって書類整理をしている手を止めてニッコリと笑顔を作ると女性のその不安そうな顔が少し綻んだ。
「ようこそ、いらっしゃいませ。便利屋、World Peaceへ」
「わたし、初めてこういうとこに来たのでよくわからなくて……」
女性の年齢は20代半ばっていうとこかな?
私と同い年くらいの彼女は明るいクリームブラウンの髪を緩やかに靡かせとても綺麗な顔立ちをしていた。
「あの……所長さんはいらっしゃいますか?」
「所長ですか?申し訳ございません。所長の三木はただいま外出しております。よろしければ私の方で依頼内容をお伺い致しますが」
うちのボスである三木さんの不在と伝えると途端に残念そうな顔をした彼女。
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